チッソブローに代わる銅管の無酸化溶接法 - 特許 銅管継手『すすしらず』
エアコンの銅管溶接ロウ付け時、無酸化処置を怠ると銅管の内部が酸化して黒い皮膜が出来ます。
これを防ぐためにチッソブローしたり、酸化防止剤を使用することになりますが、
チッソブローは機材を購入する費用がかかり工程が非効率でした。
省略しての酸化防止剤使用はロウ材をはじくなど信頼度にかけ、また
アルコールを含む物は蟻の巣腐食の弊害もあり、メーカーでは使用禁止とされています。
この銅管継手『すすしらず』はバーナーの排気ガスを不活性ガスとして再利用し、銅管内の
酸化を防止するものです。継手中央にスリットのある銅管継手を用いて、そこから排気ガスを吹き込んでロウ付け時、銅管内部の
空気(酸素)を置換し溶接します。酸化防止剤を使用しないため蟻の巣状腐食は起きません。
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